機能的インソール療法（足底板療法）

全体重がかかる足には、サッカー、バスケット、陸上競技などのランニングやジャンプ動作の多いスポーツだけでなく、健康維持のために毎日おこなっているウォーキングなどでも、いろいろな部位に痛みが生じることがあります。

足は、足骨と足骨が靭帯で結ばれ、縦横のアーチを形成しています。
機能的インソール（足底板）は、足の骨の配列を適正にしていくことで足の痛みやしびれを軽減します。

足部のアーチが崩れることによって起こる外反母趾や足底腱膜炎の痛みも改善します。
機能的インソール（足底板）は、足の骨の配列を改善するだけでなく、下肢の骨の動きを改善し骨盤を安定化することにより、膝関節や股関節の痛み、腰痛、歩行姿勢を改善する効果も期待できます。

日常生活での痛みを軽減し、より良く生活するために、このような症状がある方は、機能的インソール（足底板）療法をお勧めします。

エクオール療法

40代以降の女性が抱える手指の不調に、朝起きたときに指がこわばっている、手指の関節が腫れる、家事や仕事中にも手指のしびれや痛みを感じるといった症状があります。

このような症状は、手指の使いすぎや加齢が原因と考えられてきました。しかし、女性に圧倒的に多く、タイピングなどで指を頻繁に使う仕事でなくても発症することより、最近では女性ホルモンのバランスの変化が関係しているのではないかと指摘されるようになっています。

女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、エストロゲン受容体と結合してさまざまな働きをします。手指の関節にもこのような受容体がありエストロゲンと結合することで関節や腱の動きを維持し炎症を抑制しています。

しかし、40代後半よりエストロゲンの分泌量が減少すると、それまでのように手指の関節の機能が維持できなくなり不具合が生じると考えられています。

エクオールは、大豆イソフラボンであるダイゼインが、腸内細菌によって代謝されることで産生される成分です。

そして体内で吸収されたエクオールには、エストロゲンに似た作用があることがわかり、手指関節の痛みの改善などの症状を和らげる効果があると期待されています。

エクオールは、体内で産生できる人とできない人がいます。
当院では産生機能をチェックするソイチェック検査をおすすめしています。
手指の関節痛などの症状を改善させるため、エクオールの摂取を試してみてください。